大切な人と人生を楽しむ生き方・暮らし方・働き方
キャリアを可視化し、デザインをする
はじめに:キャリアとは
キャリアとは「轍(わだち)」が語源と言われています。私たちがこれまで歩いてきた人生全てがキャリアであり、出会ってきたすべての人たちと何かしらのご縁があり、生まれ、育ち暮らした地域から多くのことを吸収してきたとするのであれば、それは今みなさんにとってどんな素晴らしい資産になっているでしょうか?
このページは実際に信州で人生を楽しんでいるロールモデルの方に取材し、ご自身の過去を振り返り、今を少しだけ俯瞰し、そして未来を描いていただいた記事を掲載いたしました。
また、このページをご覧いただいている皆様お一人お一人にも、過去を振り返ったり未来をデザインしたりできるワークシートを準備いたしました。ぜひ、自身のキャリアを可視化してデザインしてみてください。
本ページで使うワークについて
今回はキャリアを可視化する上で「ライフ・スペース・マッピング」という技法を使っています。
取材の前に、ロールモデルの方に以下のことに取り組んでいただきました。
- 自身のキャリアを語る上での大切なポイントを抽出
- 1で抽出したポイントにおける役割の抽出
- 2で抽出した役割に合わせ重要度やエネルギーのかけ具合を数値化・言語化
- 自身の役割がどのように組み合わさっているか、影響しあっているかをマッピング
マッピングされ絵になることで、重きを置いているもの、支えあっているもの、ブレーキや障害になっているものに気づき、今後のキャリアについて考えていくことができる、というものです。
今回のワークについてはイントロダクション動画も用意いたしました。あわせてご確認ください。
ロールモデルの方へのインタビュー
上田市在住 田中さん(30代半ば)女性
二児の母。地元も長野県上田市。パートナーと共働きのなか、産休育休等を経て旅行代理店に正社員で勤務。旅行やアウトドアなどのプライベートの時間や地元上田の地で地域の役員なども担い、地域で暮らす・働くを実践中。
ダウンロードはこちら塩尻市在住 横山さん(30代前半)男性
二児の父。静岡県出身のIターン。地域おこし協力隊を経て、NPO法人MEGURUを設立。2023年からは仲間とともには滞在型交流拠点en.toとして地域の担い手が生まれる拠点づくりを開始。その他、JCへの参画や塩尻にあるシビック・イノベーション拠点「スナバ」でも幅広く活動中。
ダウンロードはこちら
ワークシートのダウンロード
ロールモデルの方に実際にお願いしたワークシートと同じものをこちらからダウンロードできます。ダウンロードして活用ください。
資料 | ダウンロード |
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1. あなたのキャリア(過去・現在・未来)を自由に切り取ってみよう | PPT PDF サンプルPDF |
2. 立場・役割を整理してみよう | PPT PDF サンプルPDF |
3. 立場役割の重要度それに使っているエネルギーのバランスを見てみよう | PPT PDF サンプルPDF |
4. マッピングしてみよう | PPT PDF |
まとめてダウンロード | PPT PDF サンプルPDF |
最後に:あなたらしい「ライフ・ワーク・ソーシャル」の実現を
キャリアは私たち一人一人に存在し、誰一人同じものは存在しません。
しかし、自分らしいキャリアを歩んでいる人・充実した人生の時間を使っている人には共通点があるのではないでしょうか。
ライフ:日々の家族との生活(もしくは自身の余暇への投資)
ワーク:働くということ
ソーシャル:地域や仲間とのつながり
の3点。
これらに対して(今・未来の)自分にとって望ましい時間のかけ方、お金の使い方、体力などをはじめとしたエネルギーの使い方・人間関係の維持構築ができているかのバランスを見てみましょう。
バランスが良ければ、充実となるでしょうし、バランスが悪ければどこかを見直すことが必要かもしれません。時にはどうしても何かに比重が傾き、バランスが崩れていると思うこともあるかもしれませんが、「今はそういう時期、でも数年後にはこういうことがしたい!」と未来をデザインすることで、今の時間の使い方、人間関係の作り方がきっと変わってきます。そのためにも、自分自身の立場・役割を意識することや、それらの関係性をマッピングしたり、文字にしたりすることが有効です。
このページをご覧いただいている方の中には、キャリアについて考えるというと、少し大掛かりで大変なことのように感じられる方もいるかもしれません。私たちの日常は、連続的に、計画的なものも偶発的なものも重ね合わさって、いわゆる予定外な事の毎日です。放っておくと、意図しない方向に散らかってしまいます。まるで髪の毛が伸びたら整えるかのように、自分の状態を見て整える、そんな気軽な感じで取り組むことが大切ではないでしょうか。
自分自身のこれまでの状況を参考にしつつ、今も、未来も、あなたやあなたの大切な人たちにとって素晴らしい人生にしてください。