子育てコラム

デジタルより大切な「心が動く時間」 対象年齢目安:3歳〜

執筆:NPO法人子どもとメディア信州 事務局長 伴 美佐子

 

今年7月3日に公開された映画『トイ・ストーリー5』では、タブレットに夢中な子どもたちの姿を通じて「本当に子どもの心を育てるものは何か」が温かく描かれています。便利なデジタル機器は、今や子育てに欠かせない存在です。家事をしている間に動画を見てもらい、ほっと一息つけた経験は、多くのパパ・ママにあるでしょう。

タブレットを見る子どもと、家事をしながら見守る母親

「見せてしまった」と自分を責める必要はありません。大切なのは、デジタルを悪者にすることではなく、それ以上に心が動く時間を毎日の暮らしに増やしていくことだと思うのです。絵本を読む、外で思い切り遊ぶ、一緒に笑う、ぎゅっと抱きしめる…そんな何気ない時間は、デジタルでは決して味わえない温もりがあります。

ソファで抱き合って笑う母親と子ども

『トイ・ストーリー5』の主人公たちは、子どもの笑顔を取り戻すために奮闘します。その姿は、「本当に必要なのは、誰かに愛され、一緒に過ごす時間」というメッセージを私たちに届けてくれます。テクノロジーが進化する時代だからこそ、人と人とのぬくもりの価値は、ますます輝きを増していくのでしょう。

公園でシャボン玉を追いかける子どもと両親

 子育ては、思い通りにならない毎日の連続です。それでも、今日交わした笑顔や会話は、子どもの未来を支える大切な宝物になります。完璧な親でなくても大丈夫。「今日も一緒に笑えたね。」その積み重ねこそが、子どもの心を豊かに育てる最高の贈り物なのです。