子育てコラム

【子どもの発達の多様性】比べるより、この子の「好き」を一緒に楽しもう 対象年齢:2歳〜

執筆:信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室 新美 妙美 特任助教

 

「もう〇歳なのに、まだ××ができない。」子育てをしていると、つい周りと比べてヤキモキして心配になってしまうこと、ありますよね。でも子どもの発達のペースや興味の対象は、一人ひとり全く異なります。

 子育てで大切なのは平均値と比べることではなく、その子自身の「感じ方」を尊重し、一緒に楽しむことです。

 例えば、子どもがミカンの房を食べずに黙々と並べているとき。「遊ばないで早く食べなさい!」と叱ったり、「変なことしているな」と心配になったりするかもしれません。

 でもそこで一呼吸。大人の「こうあるべき」を一度横に置いて、その子の世界を覗いてみませんか?

 「そっかぁ、この子はきれいに並べることが楽しいんだな」と気づいたら、次はドミノを買ってきて一緒に並べて遊んでみる。そんな風に子どもの興味に乗っかってみるのです。

 

 周りと比べるのを少しお休みして、そのままの我が子を慈しみ、一緒に楽しみ、尊重すること。それが子どもの安心感や自己肯定感を育み、健やかな成長につながっていきます。