ハピナビコラム

長野県移住のススメ

現在、長引くコロナ禍も追い風となり、全国的に地方への移住・UターンIターン・移住婚が注目を集めています。長野県や県内各市町村でも移住希望者の方を応援しています。
その中で「移住に興味はあるけど…」と足踏みしている方の参考になればと、実際に首都圏より移住をして来られた方にリアルなご意見を伺いました!
今回お話を伺ったのは、山ノ内町へ移住し、地域おこし協力隊として結婚相談や町おこしなど精力的に活動中の網守大輝さんです。

早速ですが、網守さんについて教えてください。長野県に移住をしたきっかけはなんですか?
網守)僕は2021年6月に東京都から長野県の山ノ内町に移住をしてきました。いつか地方移住をしたいと考えていましたが、具体的にどこに住みたいという希望は無くて。元々東京でブライダル関係の仕事をしていて、その経験を生かせる『地域おこし協力隊』の求人を探しており、条件に合ったのが、ここ山ノ内町の地域おこし協力隊でした。結婚支援や移住婚の推進業務を担当しています。

「ここに住みたい!」という明確な希望があっての移住ではなく、自分の得意な分野で働ける仕事から居住地を選んだのですね。網守さんはご結婚された上で移住を決めたそうですが、周囲からの反応はどのようなものでしたか?
網守)「地方移住したい」とは話していて、「山ノ内町まで仕事の面接に行ってくるよ」と妻には話もしていましたが、あまり本気だと思われていなかったようです。なので地域おこし協力隊への就職が決まり、いざ移住だという時はかなり揉めましたね…。結局は妻が折れてくれましたが。

いざ移住して、地方暮らしの印象はいかがでしょうか。
網守)2021年から2022年にかけての冬は特に寒く、雪も多かったので、それはつらかったです。生まれて初めて雪かきをしましたし、「ここ数年は雪が少ないから楽だよ」と教えてくれていた地域の人からは「間違ったことを言ってゴメンね」と謝られました(笑)。また、電車やバスの本数が少なく勝手もよくないので、必然的に車移動が増えます。僕もペーパードライバーで、妻は自動車免許も持っていなかったので、交通に関しては不便だと感じました。
ですが住居から徒歩5分でコンビニへ行けるし、車移動なら買い物の便も悪くないし、想像していたより田舎特有の不便さはありませんでした。
良かったことは、山ノ内町特有のものかもしれませんが、四季の移ろいがとても色濃く感じられます。東京だと街の催事程度でしか四季を感じることがありませんでしたが、春の芽吹き・夏空の青さ、紅葉の鮮やかさや冬の空気などがとても近くにあります。気候的には関東圏より気温と湿度が低いので、夏でも比較的過ごしやすいです。また、東京のスーパーで買った青果より、地域の人におすそ分けしていただいた野菜や果物のほうが断然おいしい! これは本当に地域差を感じます。

対人面について、都会と地方とで違いは感じましたか?
網守)東京で一人暮らしをしていた時は、隣の部屋に住む人が誰か知らない、なんて当たり前でしたが、こちらでは地域付き合いが当たり前で、皆優しいです。例えば地域のお祭りや行事などの情報は広報誌や回覧板があるので簡単に入手できますね。そういう地域的な交流を楽しめる人のほうが移住には向いていると感じます。

最後に、移住を考えている人にアドバイスなどがあれば教えてください。
網守)地方は特に仕事の選択肢が限られており、住む家も希望条件に合うものがなかなか見つけにくいことがあります。また、ひとことに「田舎」と言ってもインフラの整備具合も地域によって全く異なるので、下調べは特に重要ではないでしょうか。それでも移住で得られる経験は非常に多く、毎日充実しています。
山ノ内町でも移住や移住婚を推進しています。山ノ内町は観光名所もあり、自然豊かな魅力のある町です。旅行型の婚活イベントも定期的に開催しているので、移住婚に興味があればぜひ足を運んでみてください!

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