ハピナビコラム

印象に残る写真の撮り方

婚活用プロフィールに載せる写真、自己流で上手に撮影できずに困ったことはありませんか?
プロフィール写真は「会ってみたい」と思ってもらうためにも素敵なものを用意したいですね。
今回、魅力的な人物写真を撮るためのノウハウを、プロのベテランカメラマンさんにインタビュー形式でお伺いしました。

中島写真館  代表 中島安昭 様
山ノ内町で地域の方々に親しまれ、70年以上の歴史ある写真館の3代目オーナー。スタジオフォトはもちろん、ロケーションフォトに力を入れている。
住所:〒381-0401 下高井郡山ノ内町大字平穏3025
TEL:0269-33-3046

 

●写真が与える印象は大きく、重要と考えるのですが、撮影する側として、写真を撮影する時に、どのようなことを心掛けていますか。

中島) 撮影をしてもらう方が、明るく撮影に望めるような雰囲気作りを大切にしています。笑顔の写真の方が印象も良いので、撮影する側も明るく接し、楽しく撮影できるように心掛けています。また顔の「良いところ」がより魅力的に、気になるところは、目立たないように撮っています。

 

●人物の撮影をする場合、屋内・屋外それぞれで撮影する時のポイント・コツ等があればお聞かせください。(撮影に適した場所・天候等)

中島) 屋内なら背景が白いところや窓際なら良い写真が撮れる可能性が高くなります。また壁をバックに撮影する場合は、最低でも1m以上離れることをおススメします。壁に近いと、いらない影が入ってしまい、良くない印象の写真になってしまいます。陰影はあっても良いですが、影は無いほうが見栄えが良くなります。
あとは生活感があるものは写さないことです。相手に明るくきれいに見せたい場合、生活感はマイナス印象になってしまうので、屋内で撮影の際はお気をつけください。
屋外なら晴天の日が良いです。向きも順光(顔に光が当たる向き)にして、撮影の時間帯は朝か夕方前にすると、いらない影を減らすことが出来ます。また背景に自然を持ってくると明るい印象になるので、木々があるところでの撮影がおススメです。

 

●スマートフォンで自撮りをする場合と他者撮影する場合のコツを教えてください。

中島) 自撮り・他者撮影のどちらにも言えることですが、全身写真でスタイルを良く見せるためには下からの撮影が効果的です。また、レフ板を使うことで、いらない影を減らす効果と表情を明るく見せることが出来ますし、ない場合は白い紙でも同じような効果が期待できます。
カメラは常にフラッシュモードにすることが良い写真を撮るポイントです。目にキャッチライト(瞳の中の白い輝き)を入れることで生き生きとした表情の写真を撮ることが出来ます。

 

●性別で、それぞれの撮り方の違いはありますか。

中島) 撮影の角度として男性は正面から撮ることもありますが、女性は斜めからが女性らしさを出せます。表情に関しても男性は真面目な顔を入れたりしますが、女性は愛嬌が見えるように笑顔の写真を多く取り入れたほうが印象も良いです。

 

●撮影するうえでアドバイスがあればお聞かせください

中島) カメラマンが撮影を行う際、何百枚も写真を撮りその中で良いものを探していきます。撮影する皆さんも色々なパターンの写真を撮ってみてください。表情、質感、角度等を変えると写真の印象が変わり、同じものは存在しません。そのたくさんの中から選ぶことが大切で、見る相手にもその思いは伝わります。
婚活と就活は同じだと私は考えています。相手に良い印象を与えるために身なりを整え、気持ちを入れてやることが重要で、カメラマンはその思いを汲み取り写真として残します。そしてその写真から次への一歩が始まります。皆さんも色々なパターンの写真を撮影し、自分や見る相手にとって最高の1枚を残してみてください。

インタビュアー:山ノ内町社会福祉協議会 結婚相談所/網守大輝
志賀高原等は17年前、湯田中・渋温泉郷は10年前より、地域の農業・観光資源の魅力を広く伝えるべく日帰り・宿泊体験イベントを年1回定例開催。
結婚相談・移住婚事業を始め、北信6地域の社会福祉協議会と協力し合同婚活イベントを実施。また山ノ内町独自の婚活イベント開催と併せて、男性向けの魅力アップセミナーを年2回程度行うなど、婚活支援に精力的に取り組んでいる。