子育てコラム

長野での子育て#2 迷うより、まず動く——私たちの移住という選択

季節ごとに変わる自然の中で家族と過ごす時間は、長野で子育てをしている魅力そのものだと感じています。そもそも、都心で子育てをする自分の姿はあまりイメージできませんでした。
まだリモートワークという働き方が一般的ではなく、満員電車に揺られて毎日出勤する生活が当たり前だった頃のことです。都会の暮らしにうまく馴染めない感覚があり、結婚後には「これからの働き方や住む場所をどうするか」を夫と話し合う機会が自然と増えていきました。

そんな中で、ふと私の口から出たのが「長野に引っ越すのはどうだろう」という提案でした。より自然の近くで、落ち着いた環境の中で子育てをしたいという思いが、日に日に強くなっていたのだと思います。
突然の話ではありましたが、夫は前向きに受け止めてくれました。とはいえ、移住となるとまず向き合うのは“仕事をどうするか”という現実的な課題です。私たちはまだ30代前半で、やり直しも効く時期。「一度長野で暮らしてみて、合わなければ戻ればいい」という気持ちで、思い切って準備を進めました。

転職活動は移住前に進め、ありがたいことに新しい仕事が決まったことで、長野での生活へと踏み出す後押しにもなりました。振り返ると、あのとき立ち止まって考えすぎていたら、このタイミングでの移住は実現していなかったかもしれません。
まず行動してみることで、少しずつ次のステップが見えてきました。

(語り手:会社員 森山愛弓さん)