2025.10.06 / 子育て
ワンオペじゃない暮らし―家族に頼る・仲間に頼る
PTAや地域の役員というと、「大変そう」というネガティブなイメージを持っている方が多いでしょうか。私(寺沢)は、子ども3人に夕ご飯を作って、スーパーにアルバイトに行って――と、とても忙しかった時期に、PTA会長を頼まれたことがありました。PTAは平日の午後などに会議をしていたのですが、みんながいろいろな話をし始めるので「ごめん、決めることだけ決めよう」と1時間だけと決めて行いました。肩ひじ張って一人で頑張るのではなく、自分ができないというのを素直に見せた方が、周りが助けてくれます。「私、集計が苦手だから手伝ってもらえる?」などと手助けを求めると、「得意だから私がやるよ」と、とても丁寧にまとめてくださったりします。
家族間も同じで、「家族の協力がないとやっていけないからお願いね」と、子どもたちが小さな頃から伝えて、意識の共有をしてきました。例えば食器の後片付けをお願いして、あまり上手でなくても細かく言い過ぎず、やってくれたらもちろん「ありがとう」。自分が苦しくならないように、「適当に」割り切ることも大事です。(取材協力:長野市議会議員 寺沢さゆりさん)