子育てコラム

SNSのある時代。でもリアルを大事にしたい―「こども広場」の活用を

こども広場じゃん・けん・ぽん

今は、子育て情報がSNSなどにもあふれていて、「本当にこれで良いのだろうか」と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。誰かの意見を聞いてみたいと思った時にすぐに調べられるのは便利ですが、リアルで話を聞いてもらったり、アドバイスをしてほしい時もあるでしょう。そんな時に「こども広場」を利用するのも方法の一つ。「こども広場」は、スタッフが見守る中で親子で遊べて、いろいろな情報が得られる場所です。

私(寺沢)は約20年前、長野市のこども広場「じゃん・けん・ぽん」の立ち上げ時から4年間、運営責任者を務めました。私は3人の子を育ててきましたが、年子の子育てで顔面神経麻痺になり、半年間左目が開きっぱなしになりました。子育て仲間の相談には乗るのに、自分の悩みは人に話せなかったのです。

悩みを言えなくて悩んでいる人たちにも相談してもらいやすい場所をつくりたい――でもどうするかは自分で選ぶ、主体的な子育てをしていただける支援をしたい。そんな想いで「じゃん・けん・ぽん」をスタートしました。(取材協力:長野市議会議員 寺沢さゆりさん)